<住職レター 2014年10月>
祖母がいつも聞かせてくれていました昔話に、祖父(第18世住職)の話がよくありました。いつも決まって、その昔は、遠くでも法事は歩いて行っていたという話。祖父の晩年は、キャロルというマツダの軽自動車だったようですが、若い頃は車なんて無いので、歩きが当然。
呉・三津・仁賀・高屋など、遠くの門徒さんの家まで歩いて参勤していたなんて、車が当たり前の私には想像できません。
車が無い時代、葬式の依頼には、駕籠(人を乗せて人力で運ぶ乗り物のこと)を持って寺へ来て、そのまま祖父を乗せて行っていたとのこと。そんな時代だったとは…。
今は、車が当たり前で、車が無いと不便な世の中。
と云う訳で、善教寺でも駐車場を整備しました。
写真は、ちょっと前と今の比較です。
多くの方の、お車でのご参拝、お待ちしておりますね。