2019年 ごあいさつ

善教寺

第20代住職 廣幡 勝祐
HIROHATA Masahiro
Chief Priest of Zenkyo-ji Buddhist

2018年7月6日、平成最後の夏に中四国を襲った西日本豪雨災害、おそらくこれから何世代にもわたり語り継がれることでしょう。

ここ数年、立て続けに、世界各地で想定外の自然災害が起こります。地球が怒っているのか、悲鳴をあげているのか…。

私たち人間は、この地球に住まわせてもらっているという、謙虚で感謝の気持ちと、大自然に対する大いなる畏敬の念を持たなくてはと、改めて思い知らされました。

自然災害が起こる度に、我が身の無力さを思い知り、心が痛くなります。

被災された方から、お話を伺っていますと、「あの時のまま時間が止まっている…」と。壊れた物は修復すれば良いですが、心の傷は時間の経過と共に癒されるものではありません。

被災された方々の心が癒されるのは、かなりの年月を要すると思います。

皆さまの安穏なる生活が戻りますこと、心よりお祈り致します。

合掌


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