住職レター 2018年6月

<住職レター 2018年6月>

お寺の建物内に調和するカラー、何色だと思われますか?
私は、青色だと思っています。青は青でも、鮮明な明るい青色。青の中でも、大好きな青色があります。
それは、わが街地元が誇る、世界で有名な陶芸家・木村芳郎さんが生み出す、紺碧の青(木村ブルーと称される青)色が大好きです。
18年前、シルクロード仏教遺跡探訪の旅に出ました。その帰国後にご縁があり、木村芳郎さんと出逢い、紺碧の青に魅了されました。
木村芳郎さん曰く、世界を旅し、早朝のサハラ砂漠の澄んだ空、ギリシャのエーゲ海、南極に近い海などを見て、「この色を焼き物に焼き付けたい」と決意されたとのこと。
いつの日か、善教寺本堂の香炉を、木村芳郎さんが生み出された紺碧の青の香炉で、参拝者をお迎え出来たらと思っています。
ちなみに、玄関に鎮座する狛犬、これも木村芳郎さんの作品です。