住職レター 2018年2月

<住職レター 2018年2月>

「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」
上のお言葉は『親鸞聖人御消息』に書かれており、親鸞聖人が不安と争いの時代にあって、念仏者の目指す道を示されたものです。親鸞聖人750回大遠忌スローガンでも使われました。世の中が安らかで平穏であれば、争いは無くなるのでしょうに…。
さて、年始にあたり、皆さま各自、今年の抱負なり目標を掲げられた事と思います。私の抱負は、『安穏…』です。ここ数年、特に弟が信楽寺へ入寺して以降、時間に余裕なく、いつも何かに追われるがごとく生活してきました。
今年は、寺の坊主らしく、柔和な笑顔で、安らかで穏やかに過ごせたらと思っています。しかし今年も年始早々の御正忌法要から、バタバタと忙しなく過ごすことになってしまいました。私自身、安穏と過ごすのは、今年も難しいようです。
しかし何より、世の中が安らかで平穏であってほしいと強く思います。これから、どんな世の中になるでしょうか…。