住職レター 2017年9月

<住職レター 2017年9月>

浄土真宗(本願寺派・大谷派など)と他宗派では、法要の呼び名が違う事が多くあります。なぜ?と言われたら、教義の違いです…としか、お答えしようがないのですが…。
先日は、「お仏壇を新しくしたので開眼法要を勤めて欲しい」と依頼がありました。浄土真宗では、『開眼法要』とはいわず、『入仏慶讃法要』です。お墓を新しくされたら、「魂を入れて下さい」と依頼されますが、正式には、『建碑法要』です。お墓を撤去される時には、「魂を抜いて下さい」と依頼されますが、正式には、『遷仏法要』です。
さてこの度、墓苑開眼法要ではなく、善教寺墓苑にて開山慶讃法要をお勤め致しました。盂蘭盆会法要の初日(8月7日)、昼席終了後、法要参拝された方々にもお参り頂き、讃仏偈を読経しました。
墓苑内にある永代合葬墓、南無阿弥陀仏の六字名号は、親鸞聖人の御真筆です。『浄土と縁を結ぶ』をコンセプトにした善教寺墓苑、お参りされたら、親鸞聖人にもお遇い出来るかもしれませんよ。