住職レター 2016年10月

<住職レター 2016年10月>

「カープ優勝、おめでとう!」
暑さ寒さも彼岸までと云われますが、今年はカープのお陰で、まだまだ熱い日が続きますよ~。
と云う訳で、カープ坊主のご紹介です。平成二十五年の親鸞聖人七五〇回忌の記念事業で、代々広島に住む我々が何をテーマにするべきかと考えた時、出て来たものが『カープ、原爆、お念仏』。そして誕生したのが、『カープ坊主』のシンボルマーク。
私たちの住むこの地域は、浄土真宗の勢力が強く、被爆者の九割は本願寺門徒とも言われています。そして原爆で壊滅的な打撃を受けた安芸門徒が、荒廃の中から私たちの町に生まれたプロ野球チームと親鸞聖人の念仏の教えを心の支えにして、奇跡的な復興を成し遂げました。
この安芸の国広島で、親鸞聖人七五〇回忌を迎えるに際し、「原爆とカープ」を避けてはならない・・・ということで、『カープ坊主の会』が結成されました。
『カープ坊主の会』、入会条件は僧籍(宗派は問わず)を持つカープファンということのみ。この会の代表者は、善福寺(広島市中区中島町)の藤 哲哉 住職さま。なんと、タイミングの良いことに、来月勤まります、護持会報恩講のご講師の先生です。
もしかしたら、ご法話のなかで、カープ優勝秘話が聴けるかも・・・。お楽しみに。
ご参拝、お待ちしております。