住職レター 2016年2月

<住職レター 2016年2月>

穏やかな天気の正月でしたが、1月も半ばを過ぎた頃、急激に寒くなってきました。
さて以前、この寺報に書きましたが、祖母の昔話に一番多かったのは、『勝如上人ご巡教』についての話です。昭和32年3月31日のこと。本願寺の門主が、地方へご巡教に出られ、その途中に立ち寄られるという、非常に名誉な事だったようです。祖母が当時を懐かしんで、嬉しそうに話をしてくれていました。
しかし残念な事に、当時の写真が残っておりません。おそらくどこか本堂の裏にでも保管されているのでしょうが、代替わりしたこともあり、探せずにおりました。
するとこの度、ご門徒の菅近朝枝様が、「住職さん、うちにあったよ。これをコピーして置いておきんさい!」と言って、貴重な写真を数枚、貸して下さいました。
この集合写真は、本堂正面、山門の下です。正面中央にお座りの方が、勝如上人(本願寺門主)。前列左、袈裟・衣姿で立っているのが、私の祖父(廣幡龍雲)です。
皆さんが知っている方も、多くいらっしゃることでしょう。

勝如上人ご巡教集合写真