住職レター 2019年 2月

<住職レター 2019年 2月>

今年の一月十六日、皆さんはどんな思いで過ごされましたか?
またこの日は、何の日かご存知ですか?
一月十六日は、親鸞聖人の命日です。一二六三年一月十六日にご往生されました。一昔前は、親鸞聖人を偲んで、生き物の殺生をしなかった為、漁師さんは海に出なかったとのこと。ですから、魚屋さんも商品が入らず休業されていたそうです。当然、多くの真宗門徒の方々は、精進料理で偲ばれました。時代が変わり、親鸞聖人の命日を意識する方は少なくなったようです。致し方ありません、親の命日さえも忘れる時代なんですから。時代の変化とはいえ寂しい現実です。
気を取り直しまして、本願寺では親鸞聖人の命日をご縁に勤まる御正忌報恩講法要の期間、通常非公開の国宝書院『鴻之間』にて、江戸時代から変わらぬ食材を用いた伝統の精進料理を、朱塗りの什器やお膳で頂くことが出来ます。薄暗い『鴻之間』にて頂く精進料理は格別の雰囲気ですよ。ぜひ一度、味わってみて下さい。
来年の一月十六日は、親鸞聖人を偲んで精進料理を頂いてみてはいかがでしょうか?

親鸞聖人