<住職レター 2017年7月>
寺報発行日(毎月25日)の前日、安居会法要を無事に勤め終えた今、この住職レターを書いております。
その昔は、夏の法要といえば『泥落とし法要』と云われ、田植えが終わった7月の初め頃に勤めておりました。昨今では、田植えが終わると、泥落としと称して、温泉旅行に行かれたりされるようですが、今日は寺参りを優先して下さったのか、思っていた以上に参拝者が多かったです。
さて『安居(あんご)』とは聞き慣れない言葉ですが、これは僧侶が一定期間一ヶ所に集まり、研鑚修養に励むことで、その由来は古代インド(仏教発祥の地)において、雨季に森などを徘徊して草木小蟲を害する事を防ぐために行われました。
これから梅雨時期になると、草刈りや農作業に忙しい毎日かと思いますが、ちょっと手を休めて、ご自宅のお仏壇やお墓へお参りされる時間も大切になさって下さいね。