住職レター 2018年10月

<住職レター 2018年10月>

猛暑だった夏がウソのように、ここ数日、凌ぎやすくなりました。「暑さ寒さも彼岸まで…」ですね。お彼岸のこの時期、ちょうど太陽が真東から昇り、真西に沈みます。古より、命が終わり還る場所は、太陽が沈んでいく、彼の岸(彼岸)と云われてきました。西方浄土を追慕して、先だって逝ったお方を、お偲びするのが、お彼岸です。
お彼岸だからでしょうか、本願寺からの御案内状にて、「すべてのご家庭に阿弥陀様を」と題したリーフレットが送られてきました。
真宗門徒の方々は、家にお仏壇がご安置されているのは普通の事で、当たり前の環境で育って来られたことでしょう。しかし昨今は、家にお仏壇の無い家庭が多くなりました。「えっ…?」と思われるかもしれませんが、息子さんが家を新築され、その家にお仏壇は有りますか?
最近では、マンションや現代様式の家にもマッチする、モダンで小さなお仏壇が多く有りますから、ぜひ、「すべてのご家庭に阿弥陀様を」のお気持ちを伝えて下さいね。

小型のお仏壇「いちょう」と「きく」