<住職レター 2016年6月>
毎年この時期に開催します「初参式」(善教寺仏教婦人会主催)。
今年は5月29日に勤めます。
「初参式」とは、お子さまの誕生後、初めて仏さまの前で手を合わせ、お祝いする行事です。
法事へお参りし、赤ちゃんがいらっしゃると、「初参式」へお誘いします。すると、返ってくる言葉が、「赤ちゃんは、お宮さんへお参りするだけかと思っていました・・・」と。確かに、お宮参りが一般的でありますが、寺の本堂へお参りされることも、忘れないで下さいね。
生まれたばかりのお子さまも、みるみるうちに体も心も成長していくことでしょう。その最初のときに、お子さまと共に親御さまも仏さまに手を合わせ、生まれたことの意味を確かめていただきたいと思います。
親として生きる出発点であり、赤ちゃんによって与えられた尊い仏縁であります。このように、仏縁を頂くご縁というのは、普通の生活においては、そんなに多くはありません。赤ちゃんによって与えられた尊い仏縁、大切になさって下さい。そして、お子さまが大きくなった時、「初参式」の話を語って頂けたらと思います。