<住職レター 2015年4月>
ここ最近、平成12年に亡くなった祖母のことを、よく思い出します。だからでしょうか、法事での法話は、祖母とのエピソードをよく話しているような気がします。
祖母は、野球が特別好きだった訳ではないと思いますが、カープは大好きでした。特に、衣笠選手のファンで、カープが勝って衣笠選手が活躍すると、嬉しそうにしていました。今年のカープの状況をみると、優勝しそうな勢いなので、祖母が生きていましたら、さぞかし楽しみな一年になったことでしょうね。
祖母が、よく話してくれたことがあります。昭和32年に、当時の本願寺ご門主が、善教寺へご巡教に参られたこと。お帰りの際、ご門主にお土産として渡したのは、まだ幼かった新門さん(ご門主の息子さん)への、五円玉を入れた財布。新門さんから頂いた手書きのお礼状も、嬉しそうに見せてくれていました。
お礼状を下さった新門さんも、昨年、ご門主を退かれました。時代の流れを感じます。
下の写真、左端が祖母です。