住職レター 2014年8月

<住職レター 2014年8月>

暑い毎日です。
この時期、私の必須アイテムは、扇子。優雅に扇子を使えば、涼の雰囲気が伝わり良いのですが、暑さに顔をしかめながら使っております。今日は、扇子つながりの、お話しです。
実はつい先日、ある寺の住職継職の記念品として、一対の扇子を頂きました。まだ箱に納めたままです。場所に応じて扇子を使い分ければ、格好良いのですが、そうもいきません。同じ扇子を、そのシーズンは使い倒します。
突然ですが、善教寺の寺紋を、ご存知ですか?
『三つ日の丸扇』の寺紋です。覚えておいてくださいね。
古代では扇に神仏が宿るとされており、風を送り「神仏を仰ぎ寄せる」ことを意味したとか。扇を所持していることは一種の厄除けにもなっていた戦国時代、武将が軍扇を持ち全軍を指揮したのも勝利を祈念したからだそうです。また、扇は末広ともいい将来発展することに通じるのだとか。
この夏は、優雅に扇子を使って、猛暑を乗り切りますよ。

継職法要記念で頂いた扇子

寺紋入りの鬼瓦