住職レター 2019年12月

<住職レター 2019年12月>

各御門徒宅の報恩講参りも佳境を迎えました。いよいよ12月2日には善教寺本堂にて報恩講を勤めます。今年は柏原地区の皆さまがお接待して、多くの参拝者をお迎え致しますので、ご参拝くださいね。
お手元に、法要日程案内を兼ねた善教寺パンフレット令和二年版、届きましたでしょうか? なかなか良い感じに仕上がっていますでしょう(自画自賛)。
表紙の写真は、親鸞聖人像(昭和49年建立)の迫力ある写真を使いました。親鸞聖人の御顔もとに、光が射している瞬間のベストショットです。撮影時の私のイメージは、『明るく希望に満ち溢れた未来に歩みを進める親鸞聖人』という感じでしょうか。「愛別離苦」の言葉と共に、親鸞聖人の写真を見て、何かをお感じ頂けたら、有り難いです。
報恩講が終わると、次は除夜会です。除夜の鐘を撞くと、「今年も終わったな~」としみじみと感じ入ります。古より煩悩の数は108個あり、故に大晦日に108回鐘を撞いて煩悩を振り払う…という意味合いが一般的ではあります。しかし私の煩悩の数は、108個どころではありませんので、今年は、1年を過ごさせてもらった感謝と、次の年、1年を迎えることが出来る感謝の思いを込めて、除夜の鐘を撞こうと思っています。

善教寺鐘楼堂