今回の敦煌莫高窟探訪にて、二つのことを後悔した。一つは観光ガイドをつけなかった為、石窟内部の壁画や仏像は、限られたところしか見ることが出来なかったこと。もう一つは、各時代の仏教的な背景や中国美術史を、事前に学んでいなかったこと。壁画や仏像を見た時に、これは何時代のどういう様式であると分かれば、もっと深く感じ入ることが出来たと思う。
敦煌は、中国でも屈指の観光地であるから、またいつか来ることがあるだろうと、自分を慰めた。
次は、善教寺の門信徒の方達と一緒に来ることが出来れば、また良い思い出になるだろう。それまでに、敦煌莫高窟の仏教壁画と仏像について、学んでおこうと思う。
莫高窟の次は、鳴沙山と月牙泉へ行った。シルクロードといえば、ラクダに荷を積んだ隊商が、砂漠を歩むイメージが湧く。ここで、多くのラクダと遭遇した。



鳴沙山と月牙泉は、有名な観光スポットだからか、恋人同士、友人グループが多かった。一人でいるのは、私だけだった。周りを見渡すと、みんな笑顔で談笑していた。一人では、笑うことも出来ないことに、初めて気づいた。
ここで、昼からどうやって、一人で敦煌莫高窟へ来たか、記述しておく。
ホテルのフロントへ行き、「ここと、ここへ観光に行きたいから、タクシーをチャーターして欲しい」と、一生懸命、筆談していた。すると、フロント横で現金を両替していた方が、「一人で行くんですか?」と、声をかけてくれた。
その方は、九州の博多から観光に来ていた二人組の女性であった。なんとその方たちの、現地観光ツアーガイドを紹介してくれたのである。その観光ツアーガイドが、懇意にしているタクシーがあるからと、電話で呼び寄せてくれた。どこに行っても、いろんな方に助けてもらってばかりの旅である。
明日は、ここ敦煌を発ち、次の都市、ハミを目指す。いよいよ新疆ウイグル自治区へ入る。まだ列車のチケットを取得していない。どうなることやら。



→ 【5月3日】今日の旅も辛かった〈敦煌~柳園~ハミ〉

